
令和6年度 第6回青少年対策運営委員会 報告まとめ
先日開催された青少年対策運営委員会では、学校・PTA・地域団体などから現状や課題の共有が行われ、今後のまちづくりに向けた意見交換がなされました。 以下に主な内容をまとめます。 ⸻ ■ 学校・PTAからの報告 少子化の影響を受け、生徒数や教職員の配置に変化が生じる中、教育の質を保ちながら効率的な学校運営を目指す取り組みが進められています。また、PTA活動や防災訓練などの地域参加型行事では、参加者の減少が課題となっており、ライフスタイルの変化に合わせた無理のない関わり方が求められています。 ⸻ ■ 安全・安心のまちづくりに向けて 近年の社会状況により、高齢者支援や地域見守り活動にも新たな課題が生まれています。顔の見える関係性を築きづらい中、誤解や不安を招かない工夫も必要です。地域の中での信頼関係と連携を再構築し、安全・安心なまちづくりを進めていくことが求められています。 ⸻ ■ 地域活動とまちづくりの本質 「地域美化活動」について、市からは働き方改革を踏まえた柔軟な対応(実施日や回数など)が示されていますが、この会議に参加させて頂き、改めて「まちづくりの本質はどこにあるのか?」という思いを共有することが重要だと感じています。 まちづくりは、本来、住民一人ひとりが地域への想いを行動で表し、つながりを築くことが目的です。市役所が提案する形式的な回数の設定や、いつやるかだけを議論するのではなく、「なぜこの活動が必要なのか」「私たちのまちにとって何が大切か」を考える視点が不可欠です。 また、地域活動がボランティアの善意だけに頼り続けるには限界があること、精緻な報告書作成や運営を担う人々への実質的な支援(例:交通費の補助など)も検討すべきという意見も共有されました。今後の地域活動は、「できる人ができる形で関われるしくみ」を整えていくことを応援していきたいと思います。 ⸻ 地域・学校・家庭が共に支え合いながら、未来を担う子どもたちの育成と、持続可能な地域社会の実現に向けて、引き続き共に頑張って参ります。