八王子 笑顔と幸せ 八王子市議会議員 ほしの直美

活動報告

市長所信表明への代表質問(要旨)

2024年03月29日

初宿新市長の所信表明演説に対する代表質問を行いました。
以下に要旨をお示しします。

1、柔軟な取組による活気あふれるまちづくりについて
初宿市長の経営理念として「三方よし」を掲げ、市政運営に取り組む意向を表明しました。
この理念は、自分の事よりもお客のことを考え、社会貢献にも繋げようとする考え方です。現代では、「まずは自分でやってみる」と解釈され、自己中心的な考えにとらわれず、相手のため、みんなのためを思ってとった行動は必ず社会を明るく幸せなものにしていくこととなる。その行動理念こそ、行政にスピード感をもたらし、市民や団体が主体的に取り組み、社会への影響を考慮した政策を展開することが重要とされていると理解しています。

所信表明では、『東京都では近年の社会情勢の変化等を踏まえた、多摩ニュータウンのあり方を検討している。地元自治体として、多摩ニュータウンの将来像を見据え、東京都などの関係機関と連携しながら、まちづくりを推進する』とありましたが、ニュータウン再生には本市自らが主体的に企業や大学に働きかける能動的な連携が欠かせないと考えています。自治体が企業や大学と連携し、ビッグデータを活用した持続可能なまちづくりを進めることは、まちそのものの価値を高めることになると思います。

目的を共有し、その価値を企業や学校に実感してもらうために、お互いの長所を語り、何が必要なのか共有すること。これが本当の共創だと思います。
石森前市長は、従来の手法では解決が困難な課題に対しては、これまで企業、大学等との連携により推進してきた「協働」を更に進化させ、対応していくことが必要です。と、昨年の会派代表質疑でお答えいただきました。協働を更に進化させる手法について初宿市長のご見解をお伺いします。

<市長答弁>
 「八王子未来デザイン2040」に掲げる「共創」は、地域課題の解決策の創出に必要不可決です。企業や大学など、多様な主体と市が互いの強みを活かし合い、それぞれがメリットを得られる連携を更に進めていくためにも、これまで以上に「対話と共感」を重視していく考えであります。
 また、大学も共創の重要なパートナーの一つであるという認識のもと、学園都市としての特色を生かし、積極的に連携を図り、地域課題の解決につなげることで、大学の存在により地域が発展していると実感できるまちづくりを推進してまいります。

2.未来の八王子を担う人づくり
 子どもたちが明るい未来を描くためには、大人たちが責任を持つべきです。世界を代表するような民間企業や全国有数の学園都市である本市には専門的に学べる機関が集積しており、連携することで子どもたちが世界で活躍する姿を想像できます。今後は八王子版STEAM教育を推進していきますが、教員だけでは大変です。

一人ひとりが未来のことを考え、明確化した目標を共有しながら行動できるようにするためには、小さなころからの教育が不可欠です。八王子市にある大学や企業、地域等と連携したSTEAM教育を行うことを通して、未来を担い、世界で活躍できる子どもが育つと考えますが、市長のめざしたい教育についてお伺いします。

<市長答弁>
 社会の激しい変化に伴い、多様な課題が生じている世の中でも、未来を担う本市の子ども一人ひとりには、人生は素晴らしく希望に満ちたものであるということを伝えていきたいと思っています。
 本市は、大学や企業、地域等の集積から生まれる新たな魅力を融合しながら発展しており、大きな志をもって、気高く、素晴らしい夢を描き、追い続けられる場があります。
 この本市が持つ真の力を、STEAM教育などで活かせば、子ども達には社会で生き抜く力と世界で活躍できる力を育てられると考えています。今後も、教育委員会と連携して本市の教育を推進してまいります。