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活動報告

18歳選挙権について ~鷗友学園 創立81周年記念式典~

2016年06月01日

母校の鷗友学園創立81周年記念式典に中・高1500名の後輩たちと共に参列いたしました。校長先生や理事長先生からは、今年から導入される18歳選挙権について、「私たちの投票行動が世界に影響を与えており、高校生が国政や市政・区政に声を届けることができる。冷静な意思表示を」というお話がありました。また、創立81周年の歩みの中で、終戦直後の昭和20年11月の体育祭の写真をみながら、女子教育の大切さや教育内容の制限など、多くの苦難を乗り越えてきたことが紹介されました。

 卒業生からは、カンボジアでの活動の講演がありました。彼女は同級生の事故死で受けた衝撃がきっかけとなり、命と向き合うようになり、カンボジアで働くことになったそうです。カンボジアという国は、ポルポト政権の大虐殺以降、人口ピラミッドの一定世代が極端に少なくなっているという背景から、家庭の安定が奪われています。そこで、大人に就労機会を与え、家庭を安定させ、子どもを働き手にはさせず、教育機会が奪われないよう日本の民間企業との連携もはかっているという内容でした。

 卒業して29年。時代も変化し、18歳選挙権について母校で話を聞くことができて良かったと思います。世界の中の日本と言う立場から、私たちの投票行動で選んだリーダーが世界に影響を与えるという言葉には、議員として強く胸に刺さりました。また、カンボジアでの活動の中からは、社会の仕組みから理不尽を感じること、外部環境で人生の選択肢を奪われるということは、私たちの身近にもあると感じています。

今後の取り組みとして、若い世代の人たちが、将来自分の夢が描ける社会の実現に向けて頑張ろうと決意しました。